2007年6月6日水曜日

終生ヒトのオスは飼わず/米原万里

「鬼籍簿」の、昨年のページに彼女の名前を記載した後で何冊かの著書が発行されたが、おそらく最後のものと思われる『終生ヒトのオスは飼わず』が発刊された。

「ガッキィファイター」2007年5月31日号(通巻 第241号)で、日垣隆 (全文責任執筆)さんが、こんなことを書いている。
俺たちオスがね、もし「ヒトのメスを飼う」とか「飼わない」と公言したら、どうなのか。女性の書き手だから許される、というタイトルはまだ、あるわけです。

「女性は子どもを産む機械」発言で顰蹙やら批判を買っている大臣がいるが、これはアタマがよろしくないので、そうなったのです。
「ヒト」というのは、ネコやイヌと同様、生物の分類上の言い方だから、メス・オスでも♀・♂でも、いいんじゃないでしょうか。
もっとも、日垣さんはこのことを本人に直接言ったと書いているから、それに対して万里ちゃんが何と言ったか、知りたいですね。いずれにしても、「ねこちゃんにご飯をあげる」、いやいやそれどころか、「この花瓶を窓際に置いてあげる」「ここにピンクのカーテンをつるしてあげる」なんていわれるほうが、気持ち、悪いっすよ。

本書は、二部に分かれているが、第1部の「毛深い」家族の話より、「ふとっちょの」家族の方に興味があるので、いずれ、そのことについて書きたい。


ごうなのおすすめ本棚 1


終生ヒトのオスは飼わず



http://app.blog.livedoor.jp/dankogai/tb.cgi/50530455






0 件のコメント:

コメントを投稿