2007年6月8日金曜日

打ちのめされるようなすごい本 1

2005年9月29日、NHK-TVの「生活ほっとモーニング」は、9月11日に
熊本県上天草市で開催された〈食育・健康フェア〉を放映した。
米原万里は、〈健康エッセー〉で「わたしの健康法」と題して短い講演をした。卵巣ガンの摘出手術を受けたが、1年4ヵ月で再発。食生活をはじめ生活習慣を変え、その成果で10キロ以上やせ、身体も快調になったと語っていた。しかし、その言葉通り少しほっそりした彼女の映像が最後になってしまった。翌年の5月25日、死去した。56歳だった。

『打ちのめされるようなすごい本』は、彼女の書評の集大成である。pp.300~315の「癌治療本を我が身を以て検証」は、さまざまな体験本を読みまくり、さまざまの治療法にトライした記録である。

冒頭に紹介したテレビを見たあと、新潟で安保徹さんに直接お会いして、のんびりと治療してくれれば、と願っていたが、闘う米原万里には、できないことだったのだろう。

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打ちのめされるようなすごい本

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