2010年4月12日月曜日

当世キーワード(4月②)

昨日のNHKラジオ第1、亀井肇さんの当世キーワードです。

(1) 葬式鉄
「お弔い鉄」ともいう。
JRや私鉄の鉄道の路線や列車が、ダイヤ改正などで廃止されるときに、その最後の日に集まる鉄道マニアたちのこと。廃止される路線の出発ホームの写真を撮ったり、ダイヤ改正で運転されなくなる列車の姿を撮影するために集まってくる。
そうすることで、友人や知人が亡くなったときと同じような、お別れの気持ちを表明するわけ。


(2)タクシー料金節約サイト
タクシーに乗車する前に、インターネットで、目的地までの最短距離の運賃で予約したり、相乗り相手を探すことで運賃を安くすることができるサイトのこと。
ケータイ電話上のあるサイトでは、全国的に約250のタクシー業者が加入していて、出発地と目的地を入力すると、自動的に運賃と所要時間が算出されてタクシーの予約もできる。
運賃は最短ルートで決まり、渋滞でも加算されないことになっていて、通常のメーター料金よりも安くなることが多い。相乗り相手を探す会員制サイトでは、出発地、目的地と出発日時を入力すると、よく使う出発・目的地として近い地域で登録している会員向けに相乗り募集のメールが送られる。相乗りのインターネット版ともいえよう。

(3)台湾紅茶
ウーロン茶で有名な台湾で生産される紅茶。
台湾を日本が統治していた1920年代後半に、総督府中央研究所に勤務していた技師が,海抜約800メートルの盆地にある、南投県魚池郷の、寒暖の差が大きい気候条件などが紅茶の栽培に適していると判断して、インド産のアッサムなどと台湾の原種を交配させるなどして、独自の紅茶をつくりあげた。
1930年代から60年代まで隆盛を極めていたが、1970年代以降、安い茶葉を混合した粗悪品が出まわって、一挙にその信用を失い、1980年代以降は市場からほとんどその姿を消してしまっていた。
1999年の台湾大地震後の復興策の一環として紅茶復活が提案され、それが新しいお茶として人気を集めるようになった。

(4)婚前契約
結婚する男女が、一緒に暮らす前にお互いが合意した約束が守られなかった場合には、賠償金を支払うことを明記した契約書を交わす結婚の方式をいう。慰謝料や遺産目当ての結婚を防ぐために、考えられたと言われている。
アメリカの有名プロゴルファー、タイガー・ウッズの浮気が発覚したとき、夫婦がそれを取り交わしていたことがわかり、注目されるようになった言葉。
5年前に結婚したウッズ夫妻は婚姻が10年以上続いたら、それ以降に万一別れることになったら、妻のエリンさんに2000万ドル、約18億円を支払うという内容の契約だったといわれてるそうな。

(5)調査器具付きレシピ本
料理のレシピ本を読んでも、調査器具がないので、その料理を作ることができない、といった主婦の声に答えた料理本。こっちを見ていただく方が早いかも。

http://www.onsen-tamago.net/korehoshii/1817.html/trackback

レシピ本と器具を別々に買うよりは割安になる、と亀井肇さんは言ってました。





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