2011年2月18日金曜日

一畳書斎



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去る8日の朝日新聞に次のような記事が載った。

そのひと月前の1月8日には、NHKのラジオ深夜便〈明日へのことば〉で、松浦武四郎記念館の山本命(めい)学芸員が「私が松浦武四郎から学んだこと」と題した話を聞いた。(MDに録音していたのだが、誤って消去してしまった。)
その放送で武四郎が晩年に造った「一畳敷きの書斎」を見せる展覧会が東京で開かれていることも知っていた。上京の機会があれば見に行きたかったが、上記の記事の写真で満足することにした。(この記事を書くためにインターネットで調べたら、昨年、この展覧会を大阪でもやっていたことを知った。)

この偉大な人物を知ったのは前世紀末に出版された佐江衆一『北海道人―松浦武四郎』           →http://gauna.clipp.in/

によってであった。この本の「あとがき」に著者が述べているように小説ではあるが、「北海道」の名付け親ともいうべき武四郎の生涯を知るためには、これ一冊で充分だといってもいい好著だ。
執筆にあたって最も参考としたのは、吉田武三氏の大著『定本松浦武史郎』である。私のこの作品は小説であるが、なるべく虚構を排し、幕末と明治維新の歴史のうねりの中で生きた武四郎の生涯に寄りそう書き方をした。(p.327)
一畳の書斎については、pp.318―320 に書かれている。

この本を読んでから10年余を経て、あらためて松浦武史郎への関心を呼び覚まされたことに感謝しつつ、このブログをアップする。


  


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