2011年2月13日日曜日

当世キーワード(20110213)


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NHKラジオ第1、新語アナリスト・亀井肇さんの当世キーワードより。


1)カシニワ
千葉県柏市が市内の空き地や林を地域の庭として市民に世話をしてもらうための名称。柏市の「柏(の)庭」と「貸し借り」の「貸し庭」という意味の造語。
空き地や樹木林を貸したいと思う所有者や、借りたいと思う町内会や子ども会、婦人クラブ、NPOなどの市民団体は市の「カシニワ情報バンク」に登録する。
市のホームページにその内容が公開されて、利用法などについて両者の話がまとまれば、市の仲介によって協定が交わされることになる。
菜園とかガーデニング、里山づくりなどのほか、所有者や周辺の理解があれば、バーベキューやキャッチボールをする広場としても使うことができる。
使われていない場所が手入れをせずに荒れ地となり、不法投棄の場所になったりするのを防ぐねらいもあるようだ。
http://www.city.kashiwa.lg.jp/cityhall/sosiki/B_TORY/TORY_KOU/kashiniwa/01.htm

2)ディスクドッジ
ドッチボールのボールの代わりに、ナイロンとウレタンでできた柔らかい素材のディスク、いわゆる円盤を投げ合うゲームのこと。ルールはドッチボールとほとんど変わらず、ディスクをうまく受け取ることができずに手や体に当たった人はコートの外に出ることになっている。
ディスクは柔らかいので当てられても痛くなく、突き指の危険もない。軽いので子どもも簡単に投げることができて、微妙な変化も投げ方によって付けることができる。
体格などによる実力差もつきにくいこともあって、大人と子どもが混じってチームを作って対戦することもできる。
4、5年前から、だれもが安心して楽しむことができるということから、小学校の体育の授業などにも取り入れられる動きが拡大しているようだ。

3)いえ かるて
昨年の5月に発足した社団法人・住宅履歴活用推進協議会が普及への取り組みを始めている住宅診断の履歴が「いえ かるて」と呼ばれている。
住宅所有者が新築した際に、工務店やハウスメーカーから渡された住宅設計図とか施工記録、建築確認書類、住宅性能評価書などを、情報サービス機関などに預ける。
こうすることで、住宅がいつ、どんな材料を使って、どう建てられたのかが書類として残ることになる。そのあとも、点検、修繕、改善の住宅診断やリフォームなどの履歴情報なども蓄積されていくことになる。それらのデータは電子化されて保存されるために、世代を超えて利用することができる。
住宅所有者が変わっても不動産業者を通して購入者に引き継がれていくことになっている。不動産業者はこの書類によって履歴が分かるので、中古物件も自信を持って勧めることができるようだ。

4)朝ラー
朝からラーメンを食べることを略して「朝ラー」というそうだ。
コーヒーとパンとか、ご飯と納豆といった定番の食事ではなくて、朝食でパワーをつけることで、一日を元気よく乗り切ろうということなんですね。
日本で屈指のラーメンどころである福島県の喜多方(きたかた)には、こうした習慣があるといわれている。
ラーメン屋さんは午前7時半には開店してお客を迎えているようだが、東京駅構内でも、朝ラーが進出してきて、午前の7時半から9時45分の限定メニューを提供しているようだ。
http://www.kitakata-kanko.jp/

5)スマートフォン用手袋
手にはめたままスマートフォンを操作することができる手袋。左右の親指と人差し指の先端部分にパネルが反応する繊維が縫い込まれていて、手袋のままスマートフォンを動かすことができるわけ。
これまでスマートフォンを操作するためには、その度に手袋を脱いでから操作しなければならず、面倒であったが、これだと手にはめたままなので便利であると、ヒット商品になっているそうだ。
http://shopping.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E6%89%8B%E8%A2%8B&tab_ex=commerce&view=grid&n=100&slider=0

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