2009年11月8日日曜日

当世キーワード(2009年11月②)

今朝のNHKラジオ第1、亀井肇さんの当世キーワードより

◆タートルトーク
東京ディズニーランドで、今年の10月からはじまった新しいアトラクションの名前。ディズニーの人気映画のファインディングにも登場しているウミガメのクラッシュウが主人公で、客はコンピュータグラフィックスで再現された海の中で、クラッシュウと双方向で会話を楽しめる。
専用のマイクを通じて、クラッシュウが投げかけてくる質問に客が答えたり、逆に、クラッシュウが話しかけたりして楽しむ。
クラッシュウ役の声優が客からは見えないが、全体を見渡せる位置にいて、質問した客の服装とか、ジェスチャーなどについて質問したりして、客と同じ場所にいることを前面に押しだしている。

◆ラーメン フォーク
円形のスプーンの先にフォークのついたもの(実物の形は、後掲のアドレスなどでごらんあれ!)。学校給食で使用されている先割れスプーンにヒントを得て、名古屋のあるラーメン店、スガキヤが1978年に開発した。創業60周年の今年を記念して、デザイナーの高橋正実さんが刷新した。
麺とスープがよくからみ、箸よりもおいしく食べられると大人にも子どもにも好評。そのシンプルで使いやすいデザインが高い評価を得て、モダンアートの殿堂、アメリカ・ニューヨ-ク近代美術館、MoMAのミュージアムショップの大人気商品となっている。

◆音鉄(オトテツ)
鉄道オタクのなかで、電車の出す音や駅周辺の音に強い関心を寄せる人を指して、音鉄と呼ぶ。
もともとは電車のエンジンの音に関心を持って、それぞれのエンジン音や車輪の出す音について、その音を聞き分けて、それがどのような電車であるかを当てて自慢しあっていた。
それが次第に範囲を拡げて、車内に流される音楽とか、車掌のアナウンス、駅のアナウンスや発車メロディにまで興味が広がってきている。
最近では駅ごとに発車メロディが異なっていて、その発車メロディを模した目覚まし時計なども発売されている。
また発車メロディとクラシックを組み合わせた「山手線上のアリア」といったクラシックCD の電クラ(=電車クラシック)といったものも発売されてきている。

◆美人時計
インターネットのサイトで、時刻を書いたボードを持った美女の写真が1分ごとに切り替わるものが、美人時計である。
1人の「持ち時間」は4分間で、1分ごとにポーズが全身から顔のアップまで少しずつ変わるために、見ていると徐々に美人が迫ってくるような感じがする。
サイトでは、24時間で360人の美女が登場する。運営会社では、普通の女性のありのままの美しさを引き出したいということで、公募とか芸能事務所への依頼は行わず、スタッフが新宿や渋谷などの繁華街に出かけて、女性と出演を交渉して撮影している。
女性からのイケメンを見たいという要望に答えて、美男時計も今月からオープンしているらしい。

◆併願割引
大学受験の際に、ある学部の受験生が同じ大学の別の学部を受験する場合に、
2回目以降の受験料を割引する制度。
関西方面の大学からはじまり、全国的に普及してきている。ある大手予備校の調査によると、今年度においては全国の私大の半数を超える300校以上が取り入れているという。
来春から導入するある大学の例では、全学科で同じ試験日となる一般入試の場合、1学科目の受験料は35,000円であるが、2学科目は15,000円引きの2万円ですむようになっている。
関心のある向きは、ネットで調べてみてください。


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