千人針を実際に見聞した人は、ごうなの世代が最後だろう。
銭は「金銭」や「銭湯」ということばの中に生きているが、お金の単位で、1銭=1/100円で、1円は100銭である。週刊朝日編『値段史年表』によれば、大びん1本のビールの小売標準価格は、
昭和22年4月 59円61銭
〃23年9月 162円20銭
〃24年7月 126円50銭
…………………………
昭和62年 310円
といった具合で、実際に1銭玉や5銭玉や10銭玉を見たり使ったりしたのは、やはり戦前生まれの人だろう。
まして「千人針」など、「それって、なに?」ということになるに決まっている。#
昨日の早朝、うとうとしながらラジオ深夜便を聞いていたら、宇田川清江アンカーが大正生まれの女性のお便りを読んだ。その人が5歳くらいの頃、お母さんが出征(=軍隊の一員として戦地に行くこと)する兄のため千人針を作って、10銭玉と5銭玉を縫いつけた。「その理由を母に尋ねたところ、云々」という内容だった。こどもの頃、千人針を女性たちが作っているのを見たことはあったが、お金の話は初耳だったので、ブログに書こうと思った。
書き始めて数行前の # のところまできたとき、ふと、5銭玉なんてあったかなあ、と思った。そこで「5銭玉 10銭玉」で検索してみたところ、数個のサイトが出てきた。
最初の[街のクマさん 炎のダイエット日記]
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