2010年5月31日月曜日

世界禁煙デー

ご覧の通り、今日は世界禁煙デーだ。それでふと思い出して久しぶりにブログを書くことにした。

タバコを始めたのは二十歳になってからだったが、当時から一日二〇本ではおさまらなかった。タバコ銭がなくなると、学生協で五本、十本とバラ売りのたばこを買って、キャンパスのベンチでむさぼるように、吸った。                                          
一度だけ禁煙をしたことがあったが、タバコの煙や匂いがしてくると、どうしてもそちらの方へ顔が向いてしまう。なにかさもしいような気がして、禁煙は一週間あまりでやめてしまった。以来、禁煙しようと思ったことは一度もなかった。喫煙は半世紀以上続いた。

古稀も過ぎたある日の朝、ふと書棚に目をやると、並んだ本の背文字が読みづらいことに気づいた。コーティングされた本のカヴァーの背をウェットティッシュで拭いてみると、くっきりと背文字が現れた。ティッシュを見ると、ベッタリとニコチンで汚れていた。タバコをやめなきゃだめだ、と思った。
ダンヒル・ロングの箱には十本前後のシガレットが残っていた。それは全部吸った。そして喫煙をやめた。

その後も、飲み屋へ行ったときなど、ダンヒルを買って、酒のつまみのようにしてチェーン・スモーキングをやって一箱開けてしまうことをなんどもやってみた。それでも、翌朝以降、禁断症状的なものは現れなかった。現在、喫煙は克服できたと思っている。いわば、その報償状が下の【卒煙式】の記録なのだ。

 
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