2008年7月6日日曜日

ことば拾い:ひるすぎ

NHKラジオ第1で、毎週日曜日の午前5時半すぎに、亀井肇さんの「当世キーワード」という数分間の番組がある。毎回、当世の流行り言葉を五つ六つ紹介、解説する。
6月29日は5回目の日曜日で、亀井さんの番組はなく、NHK現代ことば研究室(正式な名称は失念)の某氏(お名前も失念)が登場。この研究室で、「ひるすぎ」という言葉は具体的に何時頃を指すと思うか、電話で無作為抽出調査した。その結果(これまた、極めておおざっぱに言うと)、高齢者は12時から12時15分くらいまでを指すと答えた。若い年齢層の答えは12時半近くから13時過ぎの間と、かなり時間帯の幅が広がったという。この結果について、報告者は、若年層の答えは学校や会社で実際に昼食をとる時間帯のイメージが強いのではないか、と述べていた。

さて、「ひるすぎ/昼すぎ」を辞書で引くと「正午を少し過ぎた頃」とある。
ところが、「昼」を調べると、「①日の出から日没までの太陽が昇って明るい間、ひるま、日中。②まひる。正午。また、その前後。午時(ひるどき)。③ひるめし、昼食。」とある。
さらに、十二支の「午(うま)」は方角では「南」、時刻では「真昼の12時、あるいは午前11時~午後1時の間」を指す。

だから、年配者の使い方も若年層の使い方も間違いではない。しかし、人によって受け取り方が違うのでは不都合が生じうる。結局、「正午過ぎ」「12時半頃」「1時過ぎ」などとより明確な言い方をするべきか。

さて、今朝は第1日曜日。亀井さんが登場しましたよ。次の五つを紹介。皆さん、いくつ分かりますか?
ファッションセラピー、PTCA、ネリカ米、猫カフェ、脱メタボ体

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