2010年11月22日月曜日
当世キーワード(20101121)
NHKラジオ第1 新語アナリスト、亀井肇さんの放送より。
1)鳥獣管理士
最近イノシシやシカなどが田畑を荒らす被害が深刻になっている。そうした被害を防ぐために電気柵の設置法や野獣を寄せ付けない集落作りを地域にアドバイスする技能者のこと。
宇都宮大学農学部が昨年の10月につくった新しい資格。農林技術関係者等を対象に地域鳥獣管理専門員養成講座を設置して、このコースで120時間以上学んだ修了者を準1級と認定、120時間未満でも1年間学んだ者は2級と認め、認定書を授与している。
準1級の取得者が3年程度の現場経験を積めば、1級と認定される。
2)イレラン族
イレブン・ランチ族を略した言葉(Eleven-Lunch Madam)。
デパートなどに出店している有名レストランなどに、友人3~4人と開店時間の午前11時に入って12時前には店を出る主婦たちをいう。
これらの有名レストランは、午前11時から午後2時くらいまでの間は、客寄せの手段として、1000円から1800円程度のランチを用意している。価格に比べて内容も充実していて、主婦たちは「お得」という感覚をもつ。安くておいしい、という評判になると、12時の昼食時に行けば長い列に並ばねばならない。そこで、開店の11時に入ってランチを注文する。1時間くらいかけてデザートまで食して12時の混雑時には店を出る。
お父さんたちは12時から長い列を作っているようだ。
3)疑似エンジン音
低速で走っているときには殆ど音が出ないエコ・カーに、取り付けを義務づけることが検討されている。車のモーターが回転する際に発生する音に似せた音のことをいう。
アメリカの視覚障害者団体から寄せられた「エコ・カーは静か過ぎて、接近に気がつかず、危険だ」という訴えに応えて、日本政府は自動車の安全を決める国連の専門会議「自動車基準調和世界ォーラム」で、日本のエコ・カーが採用をはじめたものを世界標準にするよう提案した。この会議もこれをベースに世界標準を徹底する方向を示している。
日本の疑似音の国内基準は、今年の1月に作成された「車の走行状態を想起させる音」とされていて、アラーム音や音楽などは除外されている。
速度に比例して音を大きくしていくのだが、大きすぎると騒音となるため、一般のエンジンが時速20キロで走行する音を上限としているようだ。
→http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000051.html
4)ただ(只)ゼミ
東京の都立高校への進学を希望しているが、家庭の経済的事情などで塾などに通うことができない中学3年生に対して行われる受験対策の講座。
NPO法人のキッズドアーが行っているもので、都立高校受験の経験のある大学生等がボランティアで講師を務め、教材も学生たちの手作りである。
受講条件は、参加申し込みの際に塾など有料教育サービスを受けていないことだけ。
→http://blog.canpan.info/kidsdoor/
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