1)リケジョ
「理系の女」つまり「理工系学部女子学生」を略したもの。
理工系学部への入学を希望する女子学生は少なく、各大学が女子学生獲得のために、女子高生だけの大学説明会を開いたり、キャンパス体験を催したりして、女子学生たちが理工系学部に抱いているイメージを変えようと努力している。
理工系学部に女子学生を獲得することに各大学が躍起になっているのは、少子化に伴う18歳人口の減少で、男子学生だけでは集まりにくくなると予想しているからだ。
「リケジョ」の数が少ないのは、中・高での教え方に問題があるのではないか、と津田女子大の女性研究者支援センターは指摘している。卒業後の環境も改善する必要があるとの声もある。
2)名(メイ)チャリ
名古屋市が社会実験を行っている自転車の共同利用の名称。
自転車の共同利用とは、コミュニティーサイクルと呼ばれているが、2007年にフランスのパリで始められ、先進各国でその試みが行われるようになってきている。
名古屋市の社会実験のための対象地域は、名古屋駅から繁華街の栄恵地区まで東西2.5キロ、南北1.5キロに、300台の自転車が30ヵ所の専用駐輪場に配備され、利用者はどの駐輪場でも自由に貸し出しや返却することができる。
利用者は1ヵ月1,000円で会員登録し、ICカードの会員証を活用して共同利用することができる。30分以内は無料なので、短時間の利用をうながすことができる。
3)スヌード
筒状のネック・ウォーマーが「スヌード」と呼ばれている。ストールや
マフラーは一枚の布で出来ていて、それを首に巻く形式だが、この場合は
端がつながっていて、輪のようになっている。頭からかぶるだけで、首の
周りの暖かさを保つことができる。
もともとは、イギリスやスコットランドで女性が頭に巻くヘア・バンドを
指していたが、首周りを包む防寒用にも使われるようになってきている。
4)エシカル消費
エシカルとは倫理的、道徳的の意味の英語だが、もともとは地球環境に配慮するというエコロジーを起点として想起されたもの。それに社会や人間の問題も視野にいれて、そうしたことに配慮した消費をしようという意味。
つまりエシカル消費とは、環境破壊を引き起こしている企業とか、不当な児童労働をさせている企業、人権侵害などを引き起こしている企業が販売している商品は購入しない、逆に伝統的な技を次の世代に残そうとしていたり、職人が技で作り上げているような商品は積極的に購入することによって、そういう商品に対する支援を少しでもしていこうという意味合いをもっている。
5)方言もえ(方言萌え)
方言をしゃべる女性にいとおしさを感じることを「方言もえ」という。
アニメの可愛らしい主人公の姿に愛情に似た感情を持つことを「もえ」という風に表現するが、愛情の対象を方言に向けているわけだ。
中高年では方言を恥ずかしいと感じる人が多かったが、標準語が全国的にゆきわたる状況で育った若者たちはむしろ方言に対して、いとおしい感情をもつようになっている。
6)ガラケー
「ガラパゴス携帯」の略。
日本国内だけで、世界の流れをよそに、お財布ケータイとか、着メロ、着歌、カメラなど独自の道を歩んでいる携帯電話が、ガラパゴス諸島の生物が独自の進化をしていることに似ていることから、それにたとえたもの。
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