2011年8月6日土曜日

当世キーワード(20110806)

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先月のブログでは当世キーワードについては、まともなものは第1週分だけの、大変無様なことで終わってしまった。今月からは気持ちを引き締めて、新語アナリスト・亀井肇さんの「当世キーワード」を放送に忠実にお伝えしていきたい。

1)親孝行消費
20歳台、30歳台の独身者や、結婚していても共働きで日頃自分の子ども、つまり孫の世話などを頼んでいる子どもたちが、50歳台、60歳台の親に対してサービスや商品を購入する消費活動を指して親孝行消費という。感謝の気持ちとともに今後の期待も込められていると言われている。

そうした子ども世代に向けて、企業の側も様々な商品や企画などを用意しているようだが、熊本県黒川温泉のある旅館では2年ほど前から50台~60台の親を連れた客が増え始めたことに気がついて、昨年9月から写真撮影などの特典を付けた親孝行プランを発売しているが、それがたちまち人気商品となり、多い日には5組がこのプランを選んでいると言われている。

2)タオルマフラー
暑さ対策のために、首に当たる部分に小型の保冷剤を入れるポケット・タオルがタオルマフラーと呼ばれている。幅が13センチ、長さ90センチと、一般的なマフラーよりも細く、短い。
夏のスポーツとかガーデニング、屋内での家事などに使いやすく、熱中症予防などに役立っているようだ。保冷剤は小売店が保冷用に無料提供している小型のものを使用できる。

我が家でも夫婦が頂戴しました。

3)健康遊具
区立とか府立などの公園の一角に設けられている新しい形の遊具。
子ども向けの遊具ではなく、高齢者向けのもの。高齢者が公園に来たときに、簡単に運動したり身体の手入れを行ったりすることができる。

よく見かけるものは、足つぼ遊具で、その上を裸足や靴下一枚で歩くことによって、足裏のツボを刺激するとかするもの。
そのほか、ベンチの上に円形のアーチをかけた背のばしベンチ。脇腹の筋肉をのばす上半身アーチとか、足腰を柔軟にするステップ・ストレッチなどがある。
日常的にこうした遊具でトレーニングを行うことによって、元気なお年寄りが増えて、それが介護保険の節約に結びつくことにもなると言われているそうな。

4)韓流ウィング
韓流スターのファンミー、いわゆるファン・ミーティングで、自分の方を向いてもらいたいために、中年女性たちが腕を一生懸命に挙げていると、たるんだ二の腕がひらひらとたなびき、まるで翼のように見えるということから、命名されたと言われている。
また、氷川きよしさんのコンサートなどで、中年女性がキャーキャーと騒ぎながら両手を挙げて、腕が翼のように見える場合は、きよしウィング(ここで、古谷アナ、声を立てて笑う)と呼ばれる。

もともとは、アメリカでビンゴ・ウィングと言われていた。アメリカでは教会の慈善パーティなどでビンゴゲームが催されることが多く、ビンゴになった中高年女性が、そのカードを高く掲げるときに、筋肉のたるんだ腕がまるでウィング、いわゆる翼のように見えることが、命名の由来といわれている。

5)4時から族
会社が独自に採用したサマータイム制によって、午後4時が会社の終業時間となり、その時間以後、自分の好きなことができる会社員が「4時から族」と呼ばれている。
アフターフォー族とも呼ばれているが、これまではアフターファイブ族が一般的だったが、今年3月の東日本大震災において起こった東京電力福島第1発電所の事故によって、電力供給力が低下し、夏の間はエアコンなどの使用によって電力使用量が電力供給量を上回ることも予想され、各会社とも様々な節電対策を施すようになっている。
その中でも多いのが各企業による独自のサマータイムの実施だ。始業時間を1時間ていど繰り上げ8時とし、その代わりに終業時間を午後4時にするが、社員はジムに通ったり、カルチャーセンターで語学を勉強したり、飲み会をしたりしているようだ。

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