奧野宣之『人生は1冊のノートにまとめなさい』(ダイヤモンド社)の
第4章 何をノートに残すか
に、〈社会や世間のニュース〉という項目があって(148-150ページ)、新聞の第1ページにあるコラムのメモを取ることを勧めている。「新聞社によってやや偏りがあるものの、ニュース記事よりはるかに多様性があり」「社会を定点観測するには、ちょうどいい」からだ。
なるほど、と思った。
亡父は家庭の事情で小学校を3年ほどで中退して職人になった人で、読書などすることもほとんどなかったが、「新聞は天声人語だけ読んでりゃいい」と言っていたことも思い出した。
奧野さんは、
日経(春秋)=文学フリマの参加者が増加している、産経(産経抄)=「はやぶさ」の帰還とW杯の日本VSデンマーク、毎日(余録)=日本VSデンマーク、朝日(天声人語)=梅雨、読売(編集手帳)=菅首相のこれからは?
など、5紙を挙げているが「普通は一、二紙で十分でしょう」とも述べている。
現在購読しているのは朝日一紙だが、ありがたいことに便利な世の中になって、他の4紙のコラムも毎日ウェブ上で読むことができる。さらに、郷土紙として日本海新聞の(海潮音)も読める。
そこで今月から「日録」のノートに、奧野さんのような簡潔な記録ではなく、各コラムの要約、引用を記すことにした。
さて、今日のブログのテーマについて述べよう。
先週の月曜日、9日の「海潮音」の冒頭の文章を引用する。
風のにおいが変わってきた。「目には青葉」の候。倉吉市を象徴する山として市民に親しまれている打吹山の緑はわき上がり、遠く望める大山の山肌に残る「竿雪」が陽光に輝く。暦の上では、初夏に入った◆…文中の「竿雪」には「さおゆき」とルビが付けられている。山の名前にもルビを振ると、大山は「だいせん」、打吹山は「うつぶきやま」。
さて、竿雪という言葉であるが、はじめて知った。手元の辞書にあったってみたが、そのような言葉は載っていない。季語かな、とも思い、ウェブで調べてみたが全くわからない。積雪量を量る「雪竿」が出てくるが、「竿雪」は出てこない。上に引用した海潮音の文章が出てくるだけである。
「大山の竿雪」で検索した結果、やっと分かった。【ガーデニングの応援団】というブログに写真が載っている。
→http://ameblo.jp/manorhouseando/entry-10229264958.html
写真を拡大するとよく分かる。
→http://ameblo.jp/manorhouseando/image-10229264958-10156016605.html
なお、【農と人の広場】というブログには「竿雪とは沢に積もった雪が溶けずに残り、物干し竿状に残って見える姿をこう呼んでいる。」と書かれている。
→http://kotoura.sakura.ne.jp/a/archives/2006/05/post_83.html
これにて、一件落着!!
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