2011年5月5日木曜日
やったぞ、鳥西!
今年こそ、甲子園へ!
→http://mytown.asahi.com/areanews/tottori/OSK201105040048.html
追加
春季県高校野球大会回顧 鳥取西が12度目の優勝
2011年05月07日
コカ・コーラ野球場(布勢野球場)を主会場に行われた「春季鳥取県高校野球大会兼第116回春季中国地区高校野球大会鳥取県予選」は4日、全日程を終了し、鳥取西が4年ぶり12度目の優勝を飾った。4強にはこの他に倉吉東、鳥取城北、八頭が入り、夏の鳥取大会のシード権を獲得。昨秋ベスト4から八頭以外の顔ぶれががらりと入れ替わり、各校の力が接近していることをあらためて感じさせた。
エース広沢を中心とした守りの野球で4年ぶり12度目の優勝を飾った鳥取西=コカ・コーラ野球場
優勝した鳥取西は4試合16得点中、五回以降に14得点。延長戦2試合ではピンチをしのいで競り勝つなど勝負強さが光った。エース広沢は4試合を一人で投げ抜き、防御率0・88。大会を通じて抜群の安定感を誇り、走者を背負ってのマウンドさばきも落ち着いたものだった。
一方で、打線はチーム打率2割2分5厘と不振だった。少ない好機を得点に結び付けた集中力や4試合を勝ち抜いた経験は、ここまで低迷傾向にあったチームの大きな糧になりそうだが、夏に向けて打力強化と2番手投手育成という課題にどう向き合うか鍵となる。
準優勝の倉吉東はチーム打率3割2分8厘の打線がけん引した。長打は少なかったが、11犠打、12盗塁と小技や機動力を絡めた攻撃で補った。ツボにはまったときの集中打は鮮やかだった。
投手陣は、準々決勝でエース石川がピリッとしなかったが、リリーフした米原が気迫のこもった投球でピンチを救った。準決勝で鈴木が鳥取城北打線に耐えて完投勝利を飾ったのも大きかった。合計7失策と乱れた守備の立て直しが夏への一番の課題となる。
3位の鳥取城北は準々決勝で昨秋覇者の鳥取育英を破って5季ぶりの4強入りを果たした。打線は佐藤、駒居、木村の2年生がチャンスメーカーやポイントゲッターとして活躍。投手陣も、大林は鳥取育英打線を3安打、西坂は八頭打線を2安打に抑え込む力投だった。守備も5試合で1失策と、投攻守に力のあるところを証明したが、能力の高い選手が多い中で、投打の軸の確立が夏を勝ち抜くポイントか。
3連覇を逃した4位の八頭は、エース池本に代わって登板した土井が好投した。公式戦初登板と連投の疲れからか準決勝と3位決定戦は救援を仰いだが、防御率1・91は立派。2試合でリリーフした盛田も自責点0で存在感を示した。一方の打線は準々決勝以外でいいところがなく、2年生投手陣を援護できなかった。得点力不足の解消が急務だろう。
1回戦から決勝、3位決定戦を含む全25試合で失策数は74個、1試合平均約3個だった。昨秋に比べ、1試合平均で約1個減ったのは各校の守備力が上がった証しとも言える。しかし、総得点は200点と昨秋の216点より減少。投手力の高さが目立ったというより、打力の低さが印象として残った。全国で対等に戦うためには、夏までに打力をさらに高める必要がある。
鳥取西は中国大会、上位4校は山陰大会に出場する。鳥取県勢は近年、上位大会で結果が出ておらず、特に山陰大会では島根県勢に大きく水をあけられている。出場する4校はそれぞれの課題を克服し、今年こそは鳥取県勢の意地を見せてもらいたい。
→http://www.nnn.co.jp/news/110507/20110507008.html
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