昨日の朝9時半頃、甲子園大会開会式の入場行進で、鳥西チームの選手たちが正面中央を通過する姿をわが家のテレビで見た直後、鳥取駅へ向かった。
駅南で待っていたバスに乗車して10時に、甲子園へ向け出発。
鳥西高生を中心とする学校応援団や関係者を乗せたバス、19台は久松山下、堀端から出発した。われわれ一般人のバスは5台だった。人数にして千人くらいか。むろん、その上に関西地区を中心とする卒業生たちも加わる。
第1試合の駒大岩見沢―下関工の試合が長引いたので、第2試合以降も開始が大幅に遅れた。
同行者の多くは、継続中の第2試合を見るためにフリーの外野席へ入っていった。わたしは、独りで場外にとどまり、球場の周辺やそこを行き来する多くの高校生たちや一般人を観察しながら時を過ごした。
第三試合の鳥西を応援する長い列が1・2号入場門の入り口から消えた後に、
1号門から1塁側アルプススタンドに入った。グラウンドでは、両チームの選手たちがホームプレートをはさんで挨拶を交わすところだった。日は大きく傾き、一塁側スタンドは日陰になっていた。三塁側は日光をいっぱいに受けて、華やかな木更津総合の応援団がスポットライトに照らされているようだった。
アルプススタンドを上下に二分する通路を前にした最前列の端に、学校側のバスで来ていた同期生の中井晋野球部後援会長がいて、隣で応援することにした。
試合の経過については、ここに詳しく記すまでもあるまい。1回の裏に1点を先取されたが、文字通り中盤の5回表に、主将の小幡がレフトにホームランを打ち込み同点とした(これが本大会、第1号であったことは、翌日の新聞で知った)。8回の裏に4点を取られたが、成り行きというものだ。敗れたのは残念だが、いい試合だった。
団体バスの停留所まで、40分余の道を敵味方の応援者が入り乱れて歩いた。「23回も出てる学校に勝ったんだから…」年配の小母さんの声が後ろから聞こえた。横を歩いていた男子生徒に「バスでどのくらいかかるの?」と尋ねたら「7、8時間ですね」という答えだった。
鳥取駅に着いたのは、11時をかなり過ぎていた。いささか疲れた。
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