奥野宜之さんは、序文のなかで、「自分の開発した方式は(その人にとって)必ず最高」なのだから、「自分流にアレンジする方がいい」とのべている。わたしの場合、今使用している手帳にせよ、第2A6手帳にせよ、奥野さんの手帳とどこが違うのか? ご参考になるかどうかは分からないが、「ごうな流」を述べるのがこのブログの目的であり、少しでも読者のお役に立つことができれば、うれしい。
1.コンピュータの普及とともに、いろいろな文書がA4を中心に作られるようになってきている。あの「超」の字を流行らせ、やたらと「超」を付けた品のない題名の書籍を氾濫させた野口悠紀夫先生の、またまた「超」の付いた整理手帳は、すべてA4を基本とした用紙を折りたたんだものである。さまざまな+αの用紙もA4である。
奥野さんもA版用紙に印刷したものを切ったり折ったりして、スケジュール表などをA6手帳に補充している。【自己実現寺】さんのサイトで知った【こどらん】さんのノート術も同様だ。
【自己実現寺】さんはA6で統一するために「能率手帳キャレルA6バーチカル2を使用し始めた」と書いていらっしゃるが、A6のCampusノートは(先回書いたように)キャレルのカヴァに差し込んでご使用なのだろうか?
2.わたしの場合、シート類を印刷して補充するようなことはしない。ごうなは元来横着者。そのうえ、70代半ばになろうかという歳になれば、スケジュール表なんてものは不用になる。ウェブ上のスケジュール表やいくつかのリマインダーも試みたが、記入することがほとんどない。宝の持ち腐れである。
A6以下の大きさの年間カレンダーが1枚あればいい。記憶すべき予定がある日はマーカーでその日付をチェックしておく。その日の予定の内容、日時、場所などは、付箋紙に書いて手帳のしかるべき場所に張っておくだけでいい。その日になったら、関係のある付箋紙だけをA6手帳の記入欄の近辺に移動させる。記録の一部とする場合は、付箋紙そのものも記事の一部として、剥がれないようにさらに糊付けしておけばいい。
3.しかし、何でもかでもみなA6手帳に張ってしまうことはしない。A6手帳はどんなにふくれても少し厚めの文庫本を携帯している、といった感じがいい。文字どおり 「all-in-one 」にしなくてもいいと思う。
ごうなの場合、切り抜きの台紙となるB5の用紙(26穴のバインダーにも納められる)も、山根式袋ファイルもまだわんさと(!?)あるので、使わないのはもったいない。
肝心なことは、そういう切り抜きや資料の所在がA6手帳や、コンピュータによる検索で、素早く、かつ正確に分かるようにしておくことだ。何でもかでも小さな手帳の中に、というのはかえって、手間と時間がかかるのではあるまいか。手帳の利便性は、保存した資料の場所を即座にその場でメモする点にあると思う。[検索→手帳→資料]あるいは[検索→資料]、そのいずれの場合があってもいいだろう。小さなものは直接手帳に貼り付けて保存すればいい。大きなものは縮小コピーをしたり、折りたたんだりするのは手間暇かかって面倒だ。
むろん、別の場所に置く資料を分類したりすると大変だ。山根方式も、押し出し方式も越えた「超」整理方式を確立(?)しなければならない。
このことについては、もう少し試行錯誤した上で、ご報告する。いずれにしても、コンピュータによる検索のおかで可能になったわけで、そのへんの工夫ももう少し検討してみたい。
ということで、そろそろ今のA6手帳から第2A6手帳にスリム化しようと思っている。(続く)
【自己実現寺】http://mugenmirai.livedoor.biz/archives/51496973.html
【cafe こどらん】http://blog.livedoor.jp/codran/archives/50684232.html
コメント有難うございます。
返信削除自己実現寺です。
A6手帳の記事読ませていただきました。
実は私もA6の最初は「ほぼ日」でした。あの紙は確かに良いですよね。
今はキャレルでスケジュール管理をして、ノートはCumpasのBにビニールカバーをつけて使っています。(2冊をあわせて1つにすることは考えているのですが、今のところバラです。(ごうなさんの記事も参考にさせていただこうと思います。))
このサイズはポケットにも簡単に入るので、職場でもプライベートでも常に持ち歩けるようになりました。A6・・・なかなか良いですね。
なお、キャレルは日垣さんの本以降にも改善されていて、ペン指しがついたり、タグにビニールコートが着いたりしています。
ごうなさんも書かれているように、私はペンは別にいくつも持っているので手帳につけようとは思いませんが・・・。