2008年9月28日日曜日

便利なタンブラー

Tumblr. (タンブラー)という、たいへん便利でおもしろいものを見つけたので、ご紹介する。
インターネット上で見つけた興味深い記事や写真などを自分のコンピュータに取り込んだりするのは、だれでも日常的にやっていることだ。そんな作業をいとも簡単にやって、しかもそれをウェブ上に保存できるのだ。さらに、それをミニブログのようにして公開することもできる。
もっと具体的にいうと

1.テキスト:エディタなどで文章を書くように、自分で好きなことを書く。
2.写真:自分の写したものでも、ウェブ上にあるものでもいい。
3. 引用:(あとで具体的に紹介します。)
4.リンク
5.チャット
6.オーディオ
7.ビデオ:「ユウチュウブ」もOK。

ここでは「引用」について、少し具体的に述べる。

いわゆる「コピー&ペースト」でもいいが、上の写真のように、「Share on Tumblr」というボタンを「お気に入り」か、ツールバーに、ドラッグ&ドロップして設定しておく。
コピーしたい範囲を選び、このボタンをクリックすれば、下の写真の画面がポップアップする。
次に、この中の左下にあるボタン「CreateQuote」をクリックすれば、引用しようとしている画面からまったく移動しないで、引用部分をTumblr.に貼り付けることができる。

「らむぶらーの拾いもの」と名づけたTumblr.をつくり、上記1~3をアップしてみた。次のアドレスをクリックしてみてください。今後は、ウェブ上の「いいもの」を拾い集めて、展示したい。
       http://gauna.tumblr.com/

興味のある方は、わたしが参考にした――いや、教えていただいたサイトをふたつ、ご紹介するので直接そちらを訪問してください。
       http://blog.overlasting.net/2007-05-12-2.html

       http://ascii.jp/elem/000/000/027/27335/index-2.html


2008年9月25日木曜日

巨人軍の選手はお気の毒

セリーグの優勝争いが混沌としてきた。阪神フアン(不安?)としては、気が気ではない。
それにしても、テレビはもちろん、ラジオでもほとんどが巨人戦の実況で、阪神がどうなっているのか、途中経過が入るのをいらいらしながら待っている。だから、テレビやラジオなんか見たり聞いたりしないで、もっぱらPCで【阪神タイガース公式サイト】ばかりを5分おきくらいに見ていた。それが最近まで1ヶ月近くもPC故障で不可能になったのだから、つらかった。

亡くなった吉村昭が「家内と野球」という短いエッセイを書いている。言わずもがなだろうが、奥さんとは、作家、津村節子である。

彼女は、長嶋がよく打つ、と聞けば、それならその人につづけて打たせれば、と言ったり、捕手は守っている選手の中で一人だけ反対方向に向いているから敵のチームなのね、と言ったりするほどの野球音痴だった。
 放映されるのは、ほとんど巨人戦で、それに気づいた彼女は、こんなことを口にした。
「巨人は毎晩のように試合をしていて、他のチームはその間、休んでいるのね。巨人の選手は休息もとれず気の毒だわ」
 たしかに、そのように考えるのも無理はない。
「巨人軍のファンが多いので、放映するだけなのだ。他のチームも、それぞれ試合をしている。決して休んでいるわけではない」
 野球をテレビで観ている時、彼女が質問すると、思わず身がまえる。しかし、質問が新鮮で、どのように答えるか、それが楽しい。
(後掲書、pp.80-81)

いい夫婦だったんだなあ。

2008年9月23日火曜日

仙崖和尚曰く

1ヶ月近く、PCをDELLへ修理に出している間に、何年間も手を付けていなかった書斎の大掃除を始めた。年末まで3~4ヶ月かけてやらうという遠大な計画(!?)を立てた大掃除だ。ほぼ毎日、少しずつ、しかし徹底的にやろうというわけだ。
書棚を中心に残っている古い書類や日記類のチェック、雑誌や書籍のチェック――のんびり、ある意味では楽しみながら、やっていこうというわけだ。

そんななかで手にした1冊の本。ちょっと開いた第1章の最初の両ページで、目に飛び込んできた仙崖和尚と北斎の言葉。
六十歳は人生の花
七十歳で迎えがきたら「留守」と言え
八十歳で迎えがきたら「早すぎる」と言え
九十歳で迎えがきたら「急ぐな」と言え

葛飾北斎は七十三歳で「富嶽百景」を描いたとき、その前書きで「九十歳にしての奥意を究め、百歳にして神妙ならん、百有十歳にして一点一画にして生きるが如くならん」と自分の志を語っている。人生において「志を立てるのに遅すぎるということはない」(ボールドウィン)というのは本当だ。
(p.24)

川北義則『逆転の人生法則 目からウロコが落ちる89の視点』PHP1991年6月

2008年9月21日日曜日

ことば拾い:アラカン

8月24日の日曜日の朝、例のNHKラジオ第1の「当世キーワード」を聞いていて、驚いた。「アラカン」という言葉が出てきたからだ。

わたしたちより年齢がかなり上であっても下であっても、「アラカン」と聞けば思いだすのは、そう、「鞍馬天狗」の小父さん、嵐寛壽郎(あらし かんじゅうろう)だろう。ウェブ上にたくさんの記述があるが、ウィキペディア(Wikipedia)にこんな風に書かれている。

1903年12月8日ー1980年。本名、高橋照一。
300本以上の映画に出演した、戦前映画界の大衆のヒーロー。剣劇王阪東妻三郎には三歩下がって道を空けたが時代劇の大剣客スターである。
不世出の天才監督、山中貞雄に活躍の場所を与えた点でも記憶される。通称アラカン。従妹に女優・森光子。

まことに痛快というか、愉快な人物で、
竹中労『鞍馬天狗のおじさんは-聞書アラカン一代』(ちくま文庫)を読むと、アラカンの声が聞こえてくるようだ。この本は『新・代表的日本人』佐高信編著(小学館文庫)も取り上げている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094033017/qid%3D1018234885

http://www.amazon.co.jp/gp/search?search-type=ss&index=books-jp&keywords=%E5%B5%90%E5%AF%9B%E5%AF%BF%E9%83%8E&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A
ビルマ(現在のミャンマー)にはアラカン州があり、アラカン山脈もあるぞ。第二次世界大戦で、日本軍は東からこの山脈を越えて攻撃し、西からまたこの山脈を越えて敗走した。武器、弾薬も乏しく、飢えと病に悩まされた兵士たちはこの世で地獄を味わう悲惨な歴史を遺している。

さて、今の世に流行するという「アラカン」は、いつか取り上げた「アラフォー」の二番煎じの「アラ還」で、還暦前後の年齢者を言うそうだ。
ばかばかしい。

2008年9月20日土曜日

おわび

去る8月26日の朝、とつぜんコンピュータが故障してしまいました。
今日やっと修理が完了して、使えるようになりました。
一両日の内にブログを再開しますので、よろしくお願い申し上げます。